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  学校を出よう! LITTLE LOVE STORY
 
 あの第3EMP学園の全校生徒を巻き込んだ事件は、僕の妹の消滅という結末で幕を閉じた。
その日以来、あの甘ったるい紅茶も、飛んでくる目覚まし時計も、常に頭の中に響いていた舌ッ足らずの
声も一度になくなった。そう、僕はもう変な能力を持っていない、ただの高校生に戻ったのだ。
「……というか、元から持ってなかったんだけどな」
 自分の考えに声を出して突っこむ。その行動に相打ちを打ったり、注意する声は聞こえなかった。
(これが普通なんだよな……流石に何年も有ったものがなくなると寂しいか)
 そうして、僕、高崎佳由季は特にする事もなく自室で過ごしていた。
「はぁ、急に事件が起き過ぎなんだよ……」
 整理する側にもなってくれ、そう呟いた。丁度その時、何者かの手によってドアが開かれた。もちろん、ノックも何もなしに。
「ちわーす、デリバリーでっす。宅配に来ちゃったよーん」
 真琴だった。まあ、ノックもせずに部屋に入ってくるのはこいつか、宮野くらいだろう。
「ノックくらいしろ、僕が取り込み中だったらどうするつもりだったんだ」
「取り込み中? もしかしてオナニー? そんならどんぞー、目の前でやってくんさい」
「バカか。そんな事言いに来たんだったら帰れ」
「ほんとは寂しいくせにー、あたしの前くらい素直になっちゃいなさいな」
 こいつの前では隠し事なんて出来ない。こいつの感応能力は一級品だ。
「そういう褒め言葉は口に出す。あたし以外にゃわかんないわよん」
 解って欲しくないんだけどな。と、考えてもダメだったか。僕は気持ちを切り替えた。
「で、一体何の用なんだ? こんなとこ、用件もなくこないだろ」
「せっかくの客人、飲み物だそうとか思わないの?」
「あいにく、こっちはお前を客とは思ってないんでね」
「そ。じゃ、本件。あんた、もう学校から出てもいいわよ」
「…そうだろうな」
 そう、僕はもうただの高校生なんだ。こんなとこに居なくても、外の普通の学校に編入できる。だが………
「若菜ちゃんが心配なんしょ?」
「………」
 僕は、返事をしなかった。それは、僕自身答えが解らなかったからだ。
「まあ、あんたら兄妹、異様なくらい仲いいかんね〜」
 確かに、妹(若菜の方だ)を一人残してここを去るというのもどうかと思う。
 だがそれ以上に何かが僕をこの学校に留める理由がある。それは、まだ僕には解らない。
「…そうだな」
 だから、そんな曖昧な答え方しか出来なかった。まあ、真琴の前で、考え事をしようものなら
「はぁ、あんた変な事考えすぎ。もっと楽にしないと死んじゃうわよん」
 と、考えてることに突っ込んでくる。放っといてくれ、僕は一人で考えたいんだ。
「じゃ、あたしの居ない時にしんさい。で、あんたは学校をまだ出ないの?」
「……まだ決めてない。」
 と言うよりも決めたくないと言う方が正しいかもしれない。
「ん〜。そっか、ま、いきなしだったかんね〜。ま、好きにしんさい」
「そうさせてもらう」
「じゃ、今日のところはこれで退散っと」
「ああ、早く出てけ」
「つれないわね〜、一人で寂しいくせに。なんならあたしがお春ちゃんのかわりしたげるわよ」
「はぁ。さっさと行ってくれ……」
 無理矢理の形で真琴を追い出した。これ以上あいつの顔なんか見たくなかったし。

 それからおよそ一時間。一応だが、今回の事件を頭の中で整理し終わった。
「一人で寂しいくせに、か…」
 真琴の言った事は間違いではない。確かに春奈が居なくなって、僕の周りは静かになった。
 それは普通の生活に戻った証なのだろうが、それはそれで何か寂しいものが僕の心にこびりついているのだ。
「…………」
 そして、何をどう思ったのか、僕は一つの結論に達した。
 ―――真琴の部屋に行ってみよう、と。


 真琴の居る場所は大抵ここ、自治会長室だ。下手すると、自室よりもここの方が居る時間が多いんじゃないか
 と思うくらい、ここにいる。
「ったく、何で僕はここに入ろうとしているんだ。せっかくの一人での自由時間なのに、この学校内で
 一番うるさいやつのところに行こうとしているなんて…」
 自分でも不思議だった。まるで、何かに引き寄せられるかのようにその部屋の中に入る。
「ん?どったの、ユキちゃん。やっぱりあたしの胸借りたくなった?いいわよ、貸してあげても」
「いや、そういうわけじゃ……」
「じゃ、あたしがあんたの胸を借りよっかな」
 真琴はそう言うと同時に僕の精神に侵入してくる。
「な!?」
 次の瞬間、もう僕は身体を自由に動かせなくなっていた。
「くくく。こ〜んなこともしちゃったりして」
 僕の手は、真琴の制服を脱がそうとしている。
「く…や、やめさせろ……」
 全力で腕を戻そうとするが、全く動かない。脳が指令の出し方を忘れたかのようだ。
「んー…じゃ、次いくわよん」
「は!?」
 もうすでに遅かった。次の瞬間、僕は……
 真琴の行動を全て目で追うようになってしまっていた。
「くくく」
 この変な笑い方も魅力的に聞こえる。この音が出てくる唇を奪いたくなってきた。
「ふふ、まだダメ。いくらあたしが魅力的だからっていきなりって言うのもどうかと思うわよ」
「そんなこと言っても僕をこうしたのはお前だろう」
「あら、まだ自覚あるん。今回はお春ちゃんのばりやー無いのにねぇ」
 そう、前回は春奈が精神防御をしていてくれたおかげで多少はしのげて(?)いたが、
 今回は普通の一般人である僕しか居ない。勝ち目は初めから無いのだ。
「っと、これは禁句だっけ? シスコンお兄ちゃん?」
「…うるさい」
 かなり汚染が進んだのだろう、真琴にそう言われても嬉しく感じてきてしまった。
「何? 声がちっこくて聞こえないわよ?」
 解って言っているんだろう。こんなやりとりはもうゴメンだ。
「はぁ、もう知らないからな」
 僕は、そう言い放つと真琴の唇を奪った。
「んん…ぷは、ずっとお春ちゃんと暮らしてたから溜まってんじゃないの?あ、お春ちゃんとそういう事してたんだっけ?」
 僕は答える代わりに彼女の服を脱がし始めた。
「んーんー、今日はそんな気分じゃないんよ。残念だけどここでお終い。はいさよなら」
 真琴がそう言って、僕に向けていた感応力を止めた。
 だが、僕の手は止まらずに真琴の服を脱がせていく。
「ちょ!? あんた、今日は終わり!」
 真琴がちょっとずつ焦ってきているのが解る。感応力なんて無い奴でも解るほどにまで。
「こんな気分にさせたのはお前だ。こうした責任はとってもらう」
 なんとかブラウスを脱がす事に成功し、今真琴はブラにスカートという姿。
「あ、あたしにこんな事してただで済むと思ってんの?」
 震えた声で言われて誰がびびるのだろうか。僕は気にせずにスカートに手をかける。
「ひっ」
 が、スカートを脱がさずにそのままショーツを脱がす。
「やっぱり変態…」
 もうあきらめたのか、見た目はいつも通り。
 何故か悔しかったので、いきなり胸を揉む事に。
「ひゃ! もう、ユキちゃん、そんなに焦んなくてもあたしは逃げないわよ」
 段々いつもの真琴に戻っていく。その事に安堵を覚えつつも悔しさは隠し切れなかった。
 だが、この状況にまだ混乱しているのか、真琴は僕の精神に干渉してこなかったようだ。
「…………」
「…………」
 突然に口数が減った。耳を澄ますと、真琴の息遣いが聞こえてくる。
 いつもより、少しばかり荒い気がする。通常の真琴の息なんてよく分からないが。
 時折、「んんぅ」とか「はふぅ」なんて声が聞こえたりもした。
「真琴……そろそろ、入れるぞ」
「せめてもっとロマンティックに言えないもんかしら。『愛しい真琴さま、どうぞ僕の卑しい
 肉棒をその中にお納めください』みたいな」
 ……それの何処がロマンティックなのだろう。
 返事をすると長引きそうなので無視してスカートをめくる。
 そして、僕のモノを真琴の入り口にあてる。
「…せめて何か反応欲しいなぁ。やっぱりあんたにはお春ちゃんが必要だわ」
 無視して挿入。が、思うように腰が進まない。苦労しつつも一番奥まで到着する事が出来た。
「はぁ…ユキちゃんの、結構おっきいわね」
「お前のなかもあったかいぞ」
 最初は馴染ませる為にゆっくりと動き始める。
「んん……なんか焦らされてる気がすんだけど」
 少しずつ腰の動きを速めていく。
「あぅ。んぅ。こ、こすれる…」
 ずんぱんずんぱんという音が聞こえてくるくらい、激しく出し入れできるようになった。
「ちょ、ゆ、ユキちゃん? きゅ、急にぃ、はげし!」
「こうされたかったんだろ? 僕をずっと誘っといてさ」
「んん、あん、も、もうちょっと、や、優しくぅ」
「十分感じてるくせに」
「こ、これでも、あたし、初めてなのよ」
「は!?」
 その言葉で僕は動きを止めた。
「ハァ…ハァ…だから、あたし、今脱バージン」
「いや、あのさ…膜、無かったし…」
「ああ、そんこと。いやぁ、まいっちゃったわよ、オナニーしすぎて自分で破っちゃうなんて」
「…………」
 僕は言葉をなくした。こいつ、本当に女か?
「失礼ね。あんた、誰の膣内に入れてるのか解ってる?」
「いや、それはそうなんだが」
「もう、あんたがそんなんだから、もう冷めちゃったわよ。ほら、しっかり動きんさい」
 …せっかくペース掴んだと思っていたのに。
 最終的にはしっかりとこいつのペースに乗せられるのか。
「ん、そうそう、しっかり動きなさいね」
 何か悔しい。だが、もう僕は限界に近いようだった。
「ちょ、い、いきなり…ペースぅ、あげすぎぃ」
 不意にペースが上がったからだろう。さっきよりも真琴が感じているような気がした。
 これなら、何とか先に果てる事はないだろう。
「あん、や、んん、あ、あたし、もう…」
「真琴……真琴!」
「ユキちゃん…」

 ―――数分後
「まっさか、そのまま膣に出すとはねぇ〜」
「……悪かった」
「え? 何? 聞こえないわよ」
 この性悪女。今日は僕が悪いが次に会った時にどうしてやろうか。
「ん〜、ユキちゃんをどうにかするのも楽しいかも」
 こいつの前で考え事をした僕がバカだった。
「はいはい、そういう事にしておきましょ。で、結局何の用?」
「これからの事なんだが」
「あんたもう一般人だかんね。お家に帰りたきゃ、帰っていいわよん」
「…なら、真琴のそばに居てもいいか?」
「は? あんた、正気? ……みたいね。頭ん中も全部その考え。急にどったの? どっかにぶつけた?」
「いや、こんな女世の中に放って行ける筈無いって思ったんだ」
「むか。そんな言い方って無いっしょ」
「そっか、悪い」
 そう言いつつ、俺たちはキスをした。
 終わりと始まり、二つの意味をこめて―――
                                    
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